danketsu

今日、
10mたちとちょっといいあいになった。

そんなおおそれたことじゃないけど、理由は

KとSてゆー、気の弱い系の男子がいて、
その２人が言い合いしてたんよ。
そしたらさ、１０ｍたちが囲って
２人に殴り合えって命令しだしたんよ。
で、「やらないと、やるぞ」みたいな雰囲気で
KがSを軽くブって、ケンカやらされよったんよ。

腹立つよないけないよな酷いよな最低だよな我慢できないよな

だから止めたの。止めなきゃいけないから。
止めなかったら2人はバラバラになるし
１０ｍはまた調子にのりだすし
僕は後悔するし。

それで、僕が、１０ｍたちに囲まれて掴まれて脅されて暴言あびさせられて
悲しくはなかった後悔はしなかった優越感もなかった達成感もなかった怖くもなかった。
1つだけ、嘘だけど。
正直怖かった。情けないけどさ。頭では怖くないって思ってるのに足がふるえて心臓ドクドクやった声が震えた。

学年長の女の先生に助けられたけどさ。
あとHNちゃんが無言だったけど近くにきてくれた。すっごい嬉しかった。

でもそれ以外の人は誰も何もしなかった。
でもわかってるよ。みんな動きたいけど動けないこと。逆らいたいけど勇気が無い事。
自分の中で言い訳つくってること。保身にはしってしまうこと。
それに僕だって助けてもらえることを前提に動いたわけじゃないし人を巻き込みたくも無いし。

でも、団結力って必要だと思う。

この学校は何時だってそう。友達が絡まれてるのに、酷い目にあってるのに、誰も助けない。
助けてあげたいと思っても他に縋る。自分が一番大切だから。
今回だってそう、KとSが無理やりケンカさせられてること、絶対全員わかってたはず。
だけど帰りの会で上げられた言葉は「俺知らんかった」「廊下にいた」「帰ったらなんかなってた」
クラスメートなのに。友達なのに。誰もが知らんぷりだった。
悲しかった。

僕だって今まで何度も知らんぷりをしてきた。だからわかる。
わかるから、今日、止めた。
今回の件は周りにしてみれば些細な事かもしれないけど、
でも、必要だったと思う。
僕が止めた事で、もし同じような事があった時、とめてくれる人がでてくるかもしれない。
そしたら、だんだんだんだんふえっていって、イジメなんてなくなると思う。

きっとほとんどの人が、１０ｍたちのやり方にすっごく反感を抱いてる。止めたいと思ってる。
だけど動けない。怖いから。怖いから。
でも反感を抱いている全ての人で、１０ｍたちを止めたら、イジメを無くそうとしたら、きっと無くなる。
だけどみんな、自分は関わりたくないと思うから、まとまらないんだよ。

でもよく考えてみればわかると思う。
イジメられている人を見てみぬふりをして、自分がイジメられる事に怯えて、いいわけをさがして、イジメっこの陰口だけたたいて、結局イジメを野放しにしたまま3年間。青春まっただなかを、そんな暗い過去にしてしまうのか、
イジメに立ち向かって、イジメを否定して、イジメの小ささに気づいて、イジメをなくして、そんな3年間にするか・
どっちがいいんやろーね。

雛見沢は悪い方にだけど団結できてるじゃん。なにかに抵抗できてるじゃん。
それが200人以下だよ。よく考えれば僕等のほうが有利じゃん。

あと、みんなは「関わらないほうがいい」とか「イジメられるよ」とか言ってくるけどさ
僕は本当は弱いから、怖がりだから、だからやってるんだよ。見てみぬふりして、『ワルイヒト』になるのが怖いんだよ。

僕はこれから、自分が悪いと思ったらちゃんと悪いっていう。
じゃないと、僕は絶対駄目になる。折れてしまう。逃げてばかりになる。後悔する。
だから僕は人の為じゃなくて自分の為にする。異議は認めません。終わり。