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―境目の花―

隙間があった
それはどうしても埋めることができない
深い深い隙間

橋をかけようとした
でも隙間の間には壁があった
高い高い壁

飛び越えようとした
だけどこわかったからやめた

哀れな哀れな僕

僕はそこに行くのを諦められなかった
だから種をまいた

いつか花開く時をまった

隙間はどこまでも続いていた


―めーろ―
気がついたら迷い込みました
めいろに迷いこみました
だけどどんどんすすんでいきました
すすんだらでられるとおもったから
だけどそこに出口はありませんでした
もどってみることにしました
だけどわからなくなって悲しいきもちになりました
すわりこんでつっぷせてみました
よけいに出口がわからなくなりました
さけんでみました
無意味だということだけがわかりました
これからのことをかんがえてみました
２つしかみちがないことがわかりました

そのまま滅ぶか　足掻くか

まためいろに迷いこみました