翩翩縄縄

縛ってなぞって垂らして揺らして
君には僕以外要らない僕には君以外要らない
壊して捨てて燃やして埋めて
僕と君の間のこんな薄い膜なんて要らない

君はまだ気づいていない
僕の思い君の思い
変り行く景色に馴染めていない
簡単なことなのに君には僕しかいない

僕は君がいないと死ぬし君も僕がいないと死ぬ
決っていることかえられはしない帰れはしない

叩いてつまんで倒していれて
君は僕だけを見てればいい
泣いて叫んでよがって感じて
僕以外全て忘れてしまえばいい

愛して笑って抱いて眠って．．．

悟

いつからだろう
ぼくらが壊れたﾉワ

いつからだろう
ぼくらが間違エタのわ

もう戻れない

ぼくらは間違エたのだから



間違ｴって何ですか。

血埃

板を軋ませ　逃げる　少年
埃散る部屋　気高き笑い
「ナゼ逃ゲルノ？？」

辺りは血だらけ
気づかぬ少年
刃先はもう目の前なのに
「ナゼ見テクレナイノ？？」

警告シタノニ
オ願イシタノニ

埃だらけの廃墟
彼には花畑にしか見えない

「やっと見てくれたぁ・・・」

血埃立つ廃墟の中。

夜視総受

夜視総受

満月が湖に映る
別世界との狭間で
我はこの鎖と刃物を
捨て
其 漆黒の翼で
総てを受けとめたもう

この羽に較べれば
この世に蔓延る醜さなど
些細な事

支配では無い何かを
束縛では無い何かを

汚物だけを吐き出そうと思うも
意味無きこと
さぁ総てを受けとめたもう

。゜（゜д゜）゜。

風たなびくはる


鳥のさえずり　　風流るる音　　笛の音
色んな音の中　風がふき
明るい歌になる

下手な歌　　刻まれた音色　　蒼い羽
風は僕等をのせていき
そして　のこしていった

僕等はあの場所に　もう　帰れはしないけど　
風が残す　　小さな芽もって
また飛んでゆくんだ

ａｈ

花開け　僕等の芽